歴史

  • 創業者:宗玄忠五郎
    能登畠山氏の流れを汲む人物で、酒造りの技術を求めて伊丹や灘へ修行に赴き、清酒「剣山」を開発。
  • 地元では「宗玄酒」と呼ばれ親しまれ、やがてその名が蔵の象徴となりました。
  • 1907年:宗玄酒造株式会社として法人化
    以来、代々の当主が蔵を継承し、能登杜氏の技術と地域文化を守り続けています。
  • 2013年:隧道蔵(トンネル蔵)を貯蔵庫として活用
    – 廃線となった鉄道トンネルを酒の熟成に利用するという革新的な取り組みで、自然環境を活かした貯蔵を実現。

酒造りの特徴

1.能登杜氏の伝統技術
  • 杜氏・坂口幸夫氏は能登杜氏四天王の一人に師事した名匠。
  • 小仕込み・低温発酵を基本とし、繊細で深みのある酒質を追求。
2.酒米へのこだわり
  • 兵庫県特A地区産の山田錦を使用した純米大吟醸は、全国でも希少。
  • 地元・奥能登産の「石川門」なども活用し、地域性を反映した酒造りを展開。
3.隧道蔵による天然熟成
  • 約130mのトンネルの中央部を熟成蔵として使用。
  • – 一般客も酒を預けられる「オーナー制度」も導入し、体験型の酒文化を提供。
4.受賞歴と評価
  • – 全国新酒鑑評会で19回の金賞受賞歴を誇る実力派蔵元。
  • – ANA国際線ファーストクラスの機内酒にも採用されるなど、国内外で高評価。

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