「長龍 稲の国の稲の酒 特別純米酒」は、奈良県山添村で栽培された幻の酒米「露葉風(つゆはかぜ)」を100%使用し、米の旨みと酸味が調和した、土地の記憶を宿す純米酒です。長龍酒造が「稲の国=日本」「稲の酒=純米酒」という思想のもと、奈良の風土と文化を体現する酒として丁寧に醸しています。

この酒の最大の特徴は、露葉風の個性を引き出したふくよかな味わいと、キレのある飲み口。香りは穏やかで、ほんのりと麹やハーブを思わせるニュアンス。口当たりは軽やかで、ややドライな印象ながら、じわじわと広がる旨みと酸味のバランスが絶妙です。特に、日本酒度+15という超辛口設計ながら、アルコール度数は15〜16度とやや低めで、軽快さと飲み応えを両立しています

特徴
  • 露葉風の個性を引き出した設計
    露葉風らしい穀物感と複雑味がありながら、口当たりは軽やか。香りは穏やかで、麹やハーブを思わせるニュアンスも。
  • 超辛口ながらも軽快な飲み口
    日本酒度+15という超辛口設計ながら、アルコール度数は15〜16度とやや低め。キリッとした酸とふくよかな旨みがじわじわ広がる、“軽快で飲み応えのある酒”です。
  • 食中酒としての汎用性
    冷酒から燗酒まで幅広い温度帯に対応。和食を中心に、揚げ物や煮物、発酵系の料理とも好相性。“料理に寄り添う地酒”としての完成度が高いです。
  • 露葉風復活の物語を宿す一本
    昭和57年に一度途絶えた露葉風を復活させ、委託栽培で育てた米を使うことで、地域の挑戦と誇りが詰まった酒になっています。
ペアリングと飲み方
  • 鶏の唐揚げ、春巻き、天ぷら
  • 豚の角煮、牛すじ煮込み、焼き鳥(タレ)
  • 奈良漬、酒盗、味噌田楽
  • 飛鳥鍋、炊き合わせ、柿の葉寿司
  • 冷酒(5〜10℃)
    シャープな酸とキレが際立ち、揚げ物や冷菜に◎
  • 涼冷え(15℃)
    甘みと旨みが整い、肉料理や煮物にぴったり
  • 常温(20℃)
    複雑味と余韻が広がり、郷土料理との相性が深まる
  • ぬる燗(40℃)
    米の旨みがふくらみ、炊き合わせや鍋料理に最適
スペック
  • 酒分類/特別純米酒
  • 精米歩合/65%
  • アルコール度数/15〜16度
  • 原料米/奈良県産 露葉風(100%使用)

長龍酒造の酒蔵情報はこちら