龍 吉野杉の樽酒(定番)は、奈良県広陵町の長龍酒造が1964年に瓶詰め樽酒として初めて商品化した、まさに“樽酒の原点”とも言えるロングセラーです。樹齢約80年の吉野杉の甲付材(赤身と白太の境目)を使用した杉樽に酒を添えることで、杉の清々しい香りと米の旨みが調和した、穏やかでのどかな味わいが生まれます。
この酒の最大の魅力は、杉香が料理の旨みを引き立てる食中酒としての力。杉由来の成分は油脂と乳化しやすく、口中の脂を洗い流してくれるため、焼き鳥や揚げ物などとも好相性。さらに、杉香には森林浴のようなリラックス効果があるとされ、アロマセラピー的な癒しの要素も持ち合わせています。
特徴
- 吉野杉の清々しい香り
樽材には樹齢約80年の吉野杉の甲付材(赤身と白太の境目)を使用。杉の香りが穏やかに酒に移り、森林浴のようなリラックス効果も期待されます。 - 料理との相性抜群の食中酒
杉由来の成分が油脂と乳化しやすく、口中の脂を洗い流してくれるため、焼き鳥や揚げ物などとも好相性。旨味の余韻を長く感じさせ、料理にコクをもたらします。 - 温度帯で表情が変わる
冷酒では爽快に、ぬる燗では香りと甘みがふくらみ、やさしい口当たりに。ロックでも楽しめる柔軟性があります。 - 伝統と革新の融合
雄町米を使った山廃純米酒や、1992年醸造の長期熟成本醸造原酒など、複数のバリエーションがあり、それぞれに樽香と酒質のバランスが異なる魅力を持ちます。
ペアリングと飲み方
- 焼き鳥(塩・タレ)、鰻の蒲焼
- 天ぷら、唐揚げ、串カツ
- 煮物、だし巻き卵、焼き魚
- チーズ、グラタン、バターソテー
スペック
- 酒分類/普通酒
- 精米歩合/非公開
- アルコール度数/14~15度
- 原料米/国産米
- 冷酒(10℃前後)
爽快感と杉香が際立ち、焼き鳥や揚げ物に◎ - 常温(20℃前後)
香りと旨みのバランスが安定し、食中酒として万能 - ぬる燗(40℃)
香りがふくらみ、ほんのり甘みが増してやさしい口当たりに - ロック
夏場や脂の多い料理に。杉香が清涼感を演出
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