歴史

  • 創業者:佐藤久吉氏
    酒田の廻船問屋として活躍し、庄内藩酒井家から酒造技術を学び「金久(きんきゅう)」という銘柄で酒造業を開始
  • 昭和初期
    「初孫」に銘柄変更長男誕生を祝って「みんなに愛される酒に」という願いを込めて命名

酒造りの特徴

1.全量「生酛造り」へのこだわり
  • 速醸酛が主流の現代において、創業以来すべての酒を生酛で醸すという徹底ぶり
  • 生酛造りとは、天然の乳酸菌を活かして酒母を育てる伝統製法
    → 時間と手間がかかるが、コクと深み、力強い酒質を生む
2.自然環境と微生物の力を活かす
  • 酒田市十里塚の砂丘地に蔵を移転し、水質・微生物環境を徹底調査して選定
  • 鳥海山・月山の伏流水(中硬水)を使用し、発酵力の強い酵母を育成
3.伝統と最新技術の融合
  • 一升盛りの麹蓋や手作業による山卸しなど、職人技を継承しつつ
    → 製麹機や温度管理システムなど機械化による再現性向上も実現
4.酒米へのこだわり
  • 地元山形県産の「出羽燦燦」「出羽の里」「美山錦」などを使用
    → 米の個性を活かした酒造りで、味のバリエーションと地域性を両立

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