所在地/奈良県奈良市
創業/明治17年
明治17年、奈良町の一角である福智院町にて酒造業を始めた。
酒銘『春鹿』は春日大社と神の使いで神獣である鹿から「春鹿」と命名。
厳選された原料米を高精白に磨き、「米を磨く」「水を磨く」「技を磨く」「心を磨く」の基本理念で造られる酒はまろやかな口当たりの酒、華やかな香りのあるキレ味の良い酒造りを行っています。
創業/明治17年
明治17年、奈良町の一角である福智院町にて酒造業を始めた。
酒銘『春鹿』は春日大社と神の使いで神獣である鹿から「春鹿」と命名。
厳選された原料米を高精白に磨き、「米を磨く」「水を磨く」「技を磨く」「心を磨く」の基本理念で造られる酒はまろやかな口当たりの酒、華やかな香りのあるキレ味の良い酒造りを行っています。
歴史
- 創業は明治17年(1884年)
奈良市の「ならまち」に位置し、江戸〜明治期の町並みが残る歴史的な地域に根を下ろしています。 - 屋号「春鹿」の由来
春日大社の神々が鹿に乗って奈良に降臨したという伝説にちなんで命名されました。奈良らしい神話性と文化的象徴が込められています。 - 世界への展開
現在ではアメリカ、韓国、フランスなど10数カ国に輸出され、国際的な評価も高まっています。
酒造りの特徴
1.伝統と革新の融合
- 奈良県内で唯一とされる木樽仕込みを継承。木樽による発酵は、酒にふくらみと木香、果実味を与える独特の風味を生み出します。
2.低温長期発酵
- 通常よりも長く低温で発酵させることで、切れ味の良さと口当たりの滑らかさを実現。春鹿の「超辛口」などにその技術が活かされています。
3.仕込み水のこだわり
- 使用する水は布目川系の伏流水。鉄分が通常の水道水の1/30と少なく、酒造りに理想的な水質です。
4.酒母造りの丁寧さ
- 協会901号酵母を用い、5〜6℃で20日間かけて培養。メロンやバナナのような華やかな香りが特徴です。
5.衛生管理と温度管理の徹底
- 酒蔵内は非常に清潔で、温度管理にも細心の注意を払っています。1日1トンの洗米を行う日もあるほど、作業は丁寧かつ規模も大きい。
春鹿の酒の魅力
- 「超辛口」シリーズは特に人気で、キレのある味わいが食中酒としても優秀。
- 木樽仕込みの限定酒は、テリーヌやフォアグラなど洋食とのペアリングにも向いていると評されています。

