歴史

  • 創業:元禄15年(1702年)
    古文書に酒造業の記録が残っており、それを創業年としています。
  • 立地:御岳渓谷沿いの自然豊かな地
    多摩川上流の清流に恵まれた場所で、酒造りに最適な水が湧き出すことからこの地に蔵を構えました。
  • 代々の当主による継承
    現在は第23代当主・小澤幹夫氏が伝統と革新を融合させた酒造りを継承しています。

酒造りの特徴

1.水へのこだわり
  • – 敷地内の洞窟から湧き出す中硬水と、約4km離れた山奥の井戸から採れる軟水を使い分けて仕込み水に使用。
2.木桶仕込みの復活
  • 樹齢300年の杉を使った木桶仕込みを一部商品に採用。職人が大阪で製作した特注桶を使用しています。
3.生酛(きもと)造りへの挑戦
  • 一部銘柄(例:「東京蔵人」)では、天然の乳酸菌を使った伝統的な生酛造りを採用。ほとんどの酒蔵が速醸酛を使う中、こだわりの製法です。
4.環境と酒造りの共生
  • – 小澤家は約200haの山林を所有し、水源を守る林業的視点から酒造りを捉えています。環境保全と酒造りが一体となった哲学が根底にあります。
観光・文化発信型酒蔵
  • 酒蔵見学、澤乃井園、豆らく、櫛かんざし美術館などを併設し、観光・文化体験型の酒蔵運営を展開。

小澤酒造のウェブサイトはこちら