所在地/宮城県富谷市
創業/寛文元年(1661年)
宮城県富谷市にある蔵元「内ヶ崎酒造店」。仙台市に隣接する富谷町は奥州街道の宿場町として賑わい、
富谷宿を開いた内ヶ崎家が元和4年(1618年)に創業した蔵元で、350年近い歴史を刻んでき県内最古の名門蔵元。
創業/寛文元年(1661年)
宮城県富谷市にある蔵元「内ヶ崎酒造店」。仙台市に隣接する富谷町は奥州街道の宿場町として賑わい、
富谷宿を開いた内ヶ崎家が元和4年(1618年)に創業した蔵元で、350年近い歴史を刻んでき県内最古の名門蔵元。
歴史
- 創業
寛文元年(1661年)、内ヶ崎家二代目・作右衛門が酒造業を開始 - 背景
初代は伊達政宗公の命で奥州街道の宿場町・富谷宿を開いた人物 - 主要銘柄:「鳳陽」
名は唐の故事「鳳明朝陽」に由来し、家運隆盛と人望を願って命名 - 地域との結びつき
360年以上、富谷のまちと共に発展。宿場町文化の面影を残す「しんまち通り」に蔵を構える - 近年の動き
2000年代から海外輸出に積極的に取り組み、IWC金賞やKura Master受賞など国際的評価も獲得
酒造りの特徴
手造り重視
- 米蒸しは希少なバーナー式和釜
- 麹室は大正時代製
- 搾りは木槽(きぶね)による昔ながらの方法
原料米
- 宮城県産米を中心に使用
- 「蔵の華」「吟のいろは」など県独自品種にも挑戦し、全国新酒鑑評会金賞を受賞
仕込み水
- 超軟水を使用し、柔らかな味わいを実現
味わいの方向性
- 「特別な料理に合わせる酒」ではなく、日常の食事に寄り添い、飲んでほっとできる酒を目指す
杜氏の哲学
- 微生物と向き合い、気候変化に応じて細やかに温度管理
- 奇をてらわず、伝統的手法を守りながらも新しい米や市場に挑戦