歴史

  • 創業:1872年(明治5年)、個人商店から始まり、出雲の地に根付いた酒造りを継承。
  • 銘柄の由来:「十旭日」は、明治40年に後の大正天皇の侍従長・木戸孝正侯に献上した酒が「天下一の美酒」と賞賛され、「旭日」の揮毫を受けたことに由来します。また、7代目当主が信仰していた妙見山の「切竹矢筈十字」の紋章を組み合わせて命名されました。
  • 蔵の建物:現在も大正15年建築の土壁蔵で仕込みを行い、自然素材の道具を使いながら、微生物との対話を重視した酒造りを続けています。

酒造りの特徴

1.生酛造りへのこだわり
  • 人工乳酸を使わず、蔵に棲む乳酸菌と酵母の力で酒母を育てる伝統技法。
  • 発酵に1ヶ月以上かかる手間のかかる製法ですが、複雑で奥深い味わいを生み出します。
  • 副杜氏・寺田栄里子さんが中心となり、2008年頃から導入。現在は主力ラインナップに。
2.長期熟成酒(古酒)への挑戦
  • 熟成によって旨みが増す酒を、飲み頃まで蔵で保管し出荷。
  • 燗酒での味の変化を楽しめる設計で、料理との相性も抜群。
3.地域とのつながり
  • 出雲大社の御神酒「八千矛(やちほこ)」も2013年より引き継ぎ、神話の地・出雲との文化的結びつきを強めています。
  • 動物愛護団体への寄付付き「にゃんにゃんカップ」「わんわんカップ」など、社会的な取り組みも展開。

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