歴史

  • 創業者:原幸太郎
    鋳物師の家に生まれながら、家督を妹に譲り、酒造業を志して「原酒造店」を創業。北前船の寄港地として栄えた柏崎で、地元の需要に応える酒造りを始めました。
  • 四代目・原吉郎の復興精神
    明治44年の大火災で蔵を焼失し、さらに選挙違反の冤罪や銀行破綻などの苦難に見舞われるも、「酒は人の心を豊かにするもの」との信念で復興を果たし、東蔵・西蔵を竣工。この哲学が「幸せを呼ぶ酒造り」の原点となりました。
  • 1972年:日中国交正常化記念晩餐会で乾杯酒に選出
    「越の誉 もろはく」が北京市人民大会堂で提供され、国際的な評価を受けました。
  • 2007年:中越沖地震で社屋の7割が全壊
    七代目・原吉隆を中心に社員一丸となって復旧し、「和醸蔵」や直売店「酒彩館」を新設。地域との絆を深めながら再出発を果たしました。

酒造りの特徴

1.「和醸良酒」の理念
  • – 「蔵人の和の心が良酒を醸し、良酒はすべての人の和の心を醸す」という哲学を掲げ、酒造りを通じて人と人のつながりを育むことを目指しています。
2.全量自家製米・契約栽培体制
  • 地元農家と連携し、「越神楽」「春陽」などの新品種米を開発。原料米へのこだわりが品質の高さにつながっています。
3.四季醸造蔵「清澄蔵」や発泡酒開発
  • – 通年醸造が可能な設備を整え、発泡純米酒「あわっしゅ」など新しいスタイルの酒も展開。伝統と革新のバランスが光ります。
4.受賞歴多数
  • – 全国新酒鑑評会やインターナショナル・ワインチャレンジで金賞・最高金賞を複数回受賞。ANA国際線ファーストクラスでも採用されるなど、国内外で高い評価を得ています。

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