所在地/福岡県八女市
創業/江戸時代 文政3年(1820年)
文政3年(1820年)創業の「喜多屋」は約200年の歴史を持つ、穀倉地帯筑紫平野の南部の酒蔵。家祖斉吉は長男本家を継ぐ立場にあったが、文政年間、弟の和助に本家を譲り酒造業を始めた。創業の際「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という思いから生まれた「喜多屋」は、大吟醸酒・純米酒等の特定名称酒を始めとする日本酒の酒質向上に力を注ぎ続けている。
創業/江戸時代 文政3年(1820年)
文政3年(1820年)創業の「喜多屋」は約200年の歴史を持つ、穀倉地帯筑紫平野の南部の酒蔵。家祖斉吉は長男本家を継ぐ立場にあったが、文政年間、弟の和助に本家を譲り酒造業を始めた。創業の際「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という思いから生まれた「喜多屋」は、大吟醸酒・純米酒等の特定名称酒を始めとする日本酒の酒質向上に力を注ぎ続けている。
歴史
- 創業年:文政3年(1820年)
- 創業者:木下斉吉氏。米穀商の家業を弟に譲り、一念発起して酒造業を開始
- 屋号の由来:「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という志から「喜多屋」と命名
- 家憲:「主人自ら酒造るべし」。初代が杜氏を務めた精神を代々継承
- 社名変更:平成4年に「株式会社喜多屋」へ改称
酒造りの特徴
原材料へのこだわり
- 水:釈迦岳・御前岳を源とする矢部川の伏流水を使用。清らかで酒造りに適した水質
- 米:
JA糸島産「山田錦」:兵庫県産に匹敵する高品質
JAふくおか八女産「吟のさと」:地元開発の酒造好適米。喜多屋が試験栽培にも協力
自社栽培も行う「喜多屋米作り委員会」を2000年に発足
技術と哲学
- 減圧蒸留法:昭和48年に導入。香り高い焼酎を開発
- 酒みりん:清酒を原料にした発酵調味料を昭和49年に発売
- 最新設備とデータ管理:洗米機や吸水試験などを駆使し、理論と感性の両立を図る
- しずく搾り:圧力を加えず自然に滴る酒を集める贅沢な製法

