歴史

  • 創業は明治35年(1902年)。安来市広瀬町にて、初代・吉田源三郎が酒造業を開始。
  • 蔵の裏手には、戦国時代の名将・尼子氏の居城「月山富田城」がそびえており、蔵はその城下町に位置します。
  • 「月山」の銘柄は、この城の名に由来し、かつて藩主に献上された“その年最高の酒”に冠された名。
  • 地元の歴史と神話(出雲文化)を背景に、酒造りを「縁を結ぶ文化」として位置づけています。

酒造りの特徴

1.仕込み水:超軟水へのこだわり
  • 島根の名水「お茶の水井戸」を復元し、硬度0.1〜0.3の超軟水を使用。
  • 酵母の扱いが難しい軟水をあえて選ぶことで、柔らかく華やかな香りと味わいを実現。
2.米:地元契約農家の良質米
  • 安来市広瀬町西比田の契約農家から玄米で仕入れ、蔵内で精米。
  • 精米歩合30〜65%以上で雑味を徹底排除。米の旨みと透明感を両立。
3.酵母と酒母:あえて難しい酵母を使用
  • 泡あり酵母など、扱いの難しい酵母を用いて月山特有の香りとキレを表現。
  • 酒母づくりは酵母のペースに合わせて丁寧に進める、まさに“人と水の対話”。
4.味わいの設計:初心者にも届く酒
  • 「日本酒の登竜門」を目指し、フレッシュで香り高くキレのある味わいを追求。
  • 和食以外にも合う懐の広さがあり、海外輸出も積極的に展開(アメリカ、香港、イタリアなど)。

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