所在地/島根県安来市
創業/寛保3年(1743年)
旧家の歴史を合わせると300年、島根県安来市広瀬町で酒造りをしている吉田酒造ですが、そこから望む山が「月山」でした。
山を背にして月が昇るところからこの名がついたと言われています。
難攻不落の富田城が戦国時代の月山にあり、歴史背景になぞらえ「城の殿様へ献上していたような最高の酒を常に造り続ける」ことを目指して「月山」と名付けられました。
月山というと山形の月山酒造を思い起こさせるが、商標は同蔵がもっており、酒販店や居酒屋などでは「出雲月山」と呼んで、産地の違いを区別する事もあります。
創業/寛保3年(1743年)
旧家の歴史を合わせると300年、島根県安来市広瀬町で酒造りをしている吉田酒造ですが、そこから望む山が「月山」でした。
山を背にして月が昇るところからこの名がついたと言われています。
難攻不落の富田城が戦国時代の月山にあり、歴史背景になぞらえ「城の殿様へ献上していたような最高の酒を常に造り続ける」ことを目指して「月山」と名付けられました。
月山というと山形の月山酒造を思い起こさせるが、商標は同蔵がもっており、酒販店や居酒屋などでは「出雲月山」と呼んで、産地の違いを区別する事もあります。
歴史
- 創業は明治35年(1902年)。安来市広瀬町にて、初代・吉田源三郎が酒造業を開始。
- 蔵の裏手には、戦国時代の名将・尼子氏の居城「月山富田城」がそびえており、蔵はその城下町に位置します。
- 「月山」の銘柄は、この城の名に由来し、かつて藩主に献上された“その年最高の酒”に冠された名。
- 地元の歴史と神話(出雲文化)を背景に、酒造りを「縁を結ぶ文化」として位置づけています。
酒造りの特徴
1.仕込み水:超軟水へのこだわり
- 島根の名水「お茶の水井戸」を復元し、硬度0.1〜0.3の超軟水を使用。
- 酵母の扱いが難しい軟水をあえて選ぶことで、柔らかく華やかな香りと味わいを実現。
2.米:地元契約農家の良質米
- 安来市広瀬町西比田の契約農家から玄米で仕入れ、蔵内で精米。
- 精米歩合30〜65%以上で雑味を徹底排除。米の旨みと透明感を両立。
3.酵母と酒母:あえて難しい酵母を使用
- 泡あり酵母など、扱いの難しい酵母を用いて月山特有の香りとキレを表現。
- 酒母づくりは酵母のペースに合わせて丁寧に進める、まさに“人と水の対話”。
4.味わいの設計:初心者にも届く酒
- 「日本酒の登竜門」を目指し、フレッシュで香り高くキレのある味わいを追求。
- 和食以外にも合う懐の広さがあり、海外輸出も積極的に展開(アメリカ、香港、イタリアなど)。
商品情報