所在地/広島県竹原市
創業/西暦1871年 明治4年
広島県竹原市にある中尾醸造株式会社は、1871年(明治4年)創業の老舗酒蔵で、「誠鏡(せいきょう)」や「幻(まぼろし)」といった銘酒で知られています。瀬戸内海に面した風光明媚な地で、代々「誠心誠意」の精神を受け継ぎながら、革新を重ねてきた蔵です。
創業/西暦1871年 明治4年
広島県竹原市にある中尾醸造株式会社は、1871年(明治4年)創業の老舗酒蔵で、「誠鏡(せいきょう)」や「幻(まぼろし)」といった銘酒で知られています。瀬戸内海に面した風光明媚な地で、代々「誠心誠意」の精神を受け継ぎながら、革新を重ねてきた蔵です。
歴史
- 創業:明治4年(1871年)
米商「廣島屋」として創業。地酒造りを始め、「誠鏡」の名が誕生。 - 昭和初期:技術革新の時代
4代目・中尾清磨氏がリンゴ酵母を発見。さらに、酵母を活かすために高温糖化酒母法を開発。これにより、昭和23年の全国品評会で1位を獲得し、3年連続で皇室新年御用酒に選ばれる快挙を達成。 - 昭和後期〜平成:業界初の挑戦
樽酒の瓶詰販売(業界初)、果実酒「大長檸檬酒」の発売、スパークリング日本酒の開発など、常に新しい挑戦を続けてきました。 - 令和:伝統と革新の融合
海外進出や新しい酒造りへの挑戦を通じて、国内外にブランドを発信中。
酒造りの特長
1.リンゴ酵母 × 高温糖化酒母法
- リンゴの皮から採取した酵母は、華やかな香りと爽やかな酸味が特徴。
- 高温糖化法により、酵母を純粋に育てることが可能に。これが「幻」の香り高さと味わいの秘密。
2.代表銘柄「誠鏡」「幻」
- 誠鏡:創業時から続く看板銘柄。竹原の食文化に寄り添う、旨みとキレのある酒。
- 幻:リンゴ酵母を使った大吟醸。香り高く、国内外の品評会で多数受賞。
3.人の手を重んじる酒造り
- 機械化が進む中でも、米の扱いや仕込みには蔵人の技術と誠意を重視。
- 杜氏の丁寧な仕事が、酒質にそのまま反映されるという哲学。
4.地域との共生と発信力
- 「安芸の小京都」と呼ばれる竹原の風土を活かした酒造り。
- 海外展開や観光との連携も進め、地域文化の担い手としても注目。