歴史

  • 1864年創業:庄屋の家系から酒造りを開始
  • 昭和初期:大恐慌を乗り越え、組織を「関谷酒店」から「関谷醸造」へ改組
  • 1989年・1997年・2017年:全国新酒鑑評会で金賞受賞
  • 2004年:「ほうらいせん 吟醸工房」開設。少量多品種の製造や酒造体験を提供
  • 近年:自社で酒米栽培(現在は約41ヘクタール)、飲食店展開、オーダーメイド酒造りなど多角化

酒造りの特徴

1.水質の違いを活かした酒造り
  • 本社蔵:超軟水を使用 → 柔らかく甘みのある酒に
  • 吟醸工房:やや硬めの軟水 → キリッとした辛口にも対応
2.再現性とブランドの一貫性
  • 「蓬莱泉」や「一念不動」などの銘柄は、毎年同じ味わいを保つことを重視
  • 杜氏は「引き算の美学」を大切にし、余計な要素を排除して本質を磨く
3.自社酒米の栽培
  • 地元農家の高齢化・過疎化を背景に、自ら農業に参入
  • 苗づくりから品質管理まで一貫して行い、酒造りとの連携を強化
4.オーダーメイド酒造りと体験型施設
  • 吟醸工房では少量生産を活かし、顧客の要望に応じた酒造りを展開
  • 酒造体験や見学ツアーも実施し、日本酒文化の発信に貢献
5. 飲食店での提供と「コト消費」への対応
  • 名古屋市内に「SAKE BAR 圓谷」「糀MARUTANI」を展開
  • 酒と料理、器、温度まで含めた“体験”としての日本酒提供を重視

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