所在地/秋田県にかほ市
創業/寛延元年(1748年)
秋田県最古の酒蔵、飛良泉本舗は秋田県にかほ市にある日本で3番目に古い酒蔵で、創業は長享元年(1487年)。室町時代から続くその歴史は、500年以上の歳月を超えて受け継がれてきた酒蔵である。酒造りの特徴は井戸に湧く鳥海山の伏流水は山廃仕込みに適した硬水で、 秋田県内でも珍しい辛口酒です。また、原料米には良質の「山田錦」「美山錦」などを主に使用し、ふくよかな味わいで酸の美しいコシの強い酒を生んでいます。
創業/寛延元年(1748年)
秋田県最古の酒蔵、飛良泉本舗は秋田県にかほ市にある日本で3番目に古い酒蔵で、創業は長享元年(1487年)。室町時代から続くその歴史は、500年以上の歳月を超えて受け継がれてきた酒蔵である。酒造りの特徴は井戸に湧く鳥海山の伏流水は山廃仕込みに適した硬水で、 秋田県内でも珍しい辛口酒です。また、原料米には良質の「山田錦」「美山錦」などを主に使用し、ふくよかな味わいで酸の美しいコシの強い酒を生んでいます。
歴史
- 創業1487年
初代が関西・泉州から仁賀保へ移住し、農業と廻船問屋を営む傍ら酒造りを開始 - 江戸〜明治期
廻船業の衰退とともに酒造業へ専念。屋号「和泉屋」が泉州出身を示す - 1964年 新潟地震
蔵が壊滅的被害を受けるも、25代目が山廃造りに活路を見出し再建
酒造りの特徴
1.山廃仕込みへのこだわり
- 酒母造りに山廃(山卸廃止)仕込みを採用
→ 乳酸菌など自然の微生物の力を活かし、約30日間かけてじっくり育てる - 速醸酒母の約2週間に比べ、手間と時間を惜しまない造りが特徴
2.鳥海山系の伏流水(硬水)を使用
- 力強く、麹造りに適した水質
→ 山廃仕込みとの相性が良く、酸味と旨味のある酒質を生む
3.小仕込み・手造りの丁寧な工程
- 大きな甑で米を蒸し、麹造り・酒母造り・醪造りへと進む
→ 微生物の動きや米の状態を蔵人の五感で見極める職人技
4. 酸味の効いた酒質
- 秋田の酒の中でも酸味が強く、食中酒としての個性が際立つ
→ 料理との相性が良く、特に脂の乗った魚や発酵食品と好相性