歴史

  • 創業は明治35年(1902年)
    久保家5代目当主・仁吉氏が創業。福井県内最大の製造量を誇る酒造元として昭和初期に躍進。
  • 酒銘「一本義」の由来
    「一本義」は禅語「第一義諦」に由来し、“最高の真理”を意味します。もともとは江戸時代に勝山藩を治めた小笠原家が愛育した酒銘で、久保本店がその名を継承しました。

酒造りの特徴

1.地元・奥越前の風土を活かす
  • 白山山系の清冽な地下水
  • 特別豪雪地の湿潤厳冬
  • 酒米「五百万石」「越の雫」「さかほまれ」
    特に「越の雫」は20年かけて開発された希少品種で、一本義はそのピュアな風味を最大限に引き出す技術を確立しています。
2.南部流酒造りとの融合
  • 南部流の“淡麗さ”に学びつつ、奥越前の気候に合わせて独自の技術を研鑽。
  • 「透明感とやわらかな香味のまとまり」を追求し、一本義ならではの辛口酒を生み出しています。
3.伝統と革新のバランス
  • 福井県と共同開発した「さかほまれ」を使用した酒が、全国新酒鑑評会で金賞を受賞(2023年)。
  • 地元の恵みを活かしながら、愛飲家が笑みをこぼすような酒造りを使命としています。

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