所在地/滋賀県高島市
創業/寛延元年(1748年)
江戸時代中期、寛延元年(1748年)に創業以来、高島町勝野で酒造りを続けている福井弥平商店。
近江の良質な米、比良山系の伏流水(甘みのある柔らかな水)を使用し、飲むほどに良さがわかる、まろやかで旨みがあり、すっきりした後味の日本酒を造ります。「萩乃露」の名は創業当時の藩主から勝野が浜に群生する萩にちなんで命名したと伝えられています。
福井弥平商店の酒は、ただ美味しいだけでなく、その土地の風景や人々の営みを感じさせることを目指しています。「酒は風土を映す鏡」という言葉を体現するような、文化と自然が融合した味わいです。
創業/寛延元年(1748年)
江戸時代中期、寛延元年(1748年)に創業以来、高島町勝野で酒造りを続けている福井弥平商店。
近江の良質な米、比良山系の伏流水(甘みのある柔らかな水)を使用し、飲むほどに良さがわかる、まろやかで旨みがあり、すっきりした後味の日本酒を造ります。「萩乃露」の名は創業当時の藩主から勝野が浜に群生する萩にちなんで命名したと伝えられています。
福井弥平商店の酒は、ただ美味しいだけでなく、その土地の風景や人々の営みを感じさせることを目指しています。「酒は風土を映す鏡」という言葉を体現するような、文化と自然が融合した味わいです。
歴史
- 創業地:滋賀県高島市勝野
琵琶湖と比良山に挟まれた自然豊かな地で、酒造りに理想的な環境。 - 銘柄の由来:「萩乃露」
創業当時の藩主が、勝野の浜辺に群生する萩にちなんで命名したと伝えられています。 - 屋号の由来:「芳弥」
元の屋号「芳野屋」と初代当主「弥平」から名付けられた、伝統を背負う銘柄。
酒造りの特徴
1.水へのこだわり
- 使用するのは比良山系の伏流水(超軟水)。
- この水は柔らかく甘みがある一方、発酵が進みにくいという特徴があり、これを逆手に取って昔ながらの生酛造りを採用。
- 酵母の力を引き出し、まろやかで旨みがあり、後味すっきりの酒に仕上げています。
2.地域との共生
- 地元の棚田米(コシヒカリ)を使った「里山」は、棚田保全のために“米を選ばない”という逆転の発想から誕生。
- 地域貢献を酒造りの根幹に据え、「一隅を照らす」存在として地元に根ざしています。
3.挑戦と革新
- 台風被害から奇跡的に生き残った酒米を使い、江戸時代の「十水仕込」で造った「雨垂れ石を穿つ」は、鮮烈な味わいと物語性を持つ酒。
- 国産果実を使ったリキュール「和の果のしずく」など、農家とのつながりから生まれた商品開発も積極的に展開。