株式会社林本店は、岐阜県各務原市に蔵を構える酒蔵で、創業は1920年(大正9年)。創業者・林榮一が「自ら育てた米で最高の酒を造りたい」という想いから酒造業を始めたのが原点です。以来100年以上にわたり、岐阜の自然と文化に根ざした酒造りを続けています。

歴史

  • 1920年創業:米農家だった林榮一が酒造業に転身
  • 代表銘柄「榮一」:創業者の名を冠した純米酒シリーズ
  • 「百十郎」誕生(2010年):地元の歌舞伎役者・市川百十郎氏が植えた桜並木にちなんだ銘柄
  • NEXT GENERATIONシリーズ(2020年〜):若い世代や海外市場を意識した新しい酒造りへの挑戦

酒造りの特徴

1. 超軟水仕込みと冷蔵製法
  • 日本アルプスの伏流水を使用した超軟水仕込み
  • 低温管理による冷蔵製法で、フレッシュで透明感のある酒質を実現
2.無添加乳酸菌製法(特許取得)
  • 日本初の試みとして、乳酸菌を活用した無添加製法を導入
  • 旨味と風味の多層性を引き出し、自然な味わいを追求
3.地元米の活用
  • 長良川流域の清流で育まれた米(岐阜ハツシモなど)を使用
  • 地元農業との連携を重視し、地域資源を活かした酒造り
4.デザイン性と飲み方の提案
  • 「百十郎」シリーズはラベルデザインも個性的で、視覚的にも楽しめる
  • ワイングラスでの提供や、氷・レモンを使ったアレンジなど新しい飲み方の提案も積極的
5.国内外への発信力
  • 「SAKE CULTURE TO GO」をコンセプトに、日本酒文化のグローバル展開を推進
  • 海外の食文化にも合う酒質設計を意識

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