歴史

  • 創業年:明治4年(1871年)、錦川の伏流軟水に恵まれた岩国市にて創業。
  • 銘柄「五橋」:錦川に架かる五連の反り橋「錦帯橋」にちなんで命名。「心と心の架け橋に」という願いが込められています。
  • 全国的な注目:昭和22年、軟水仕込みによる酒で全国新酒鑑評会第1位を獲得し、当時硬水主流だった酒造業界に一石を投じました。

酒造りの特徴

1.三位一体のこだわり
  • 水:錦川の伏流軟水を使用。硬度1.7という「超軟水」で、やわらかく繊細な酒質を生み出します。
  • 米:山口県産米100%使用。契約農家との栽培に加え、自社農業法人「五橋農纏」で酒米を自ら生産。
  • 人:杜氏・仲間史彦氏を中心に、若手蔵人が育成されており、伝統と革新が共存。
2木桶仕込みの復活
  • ステンレスやホーローではなく、伝統的な木桶を使用。
  • 木の微細な穴に酵母菌が住み着き、独自の発酵環境を形成。
  • 味わいに深みと複雑さをもたらす、まさに“蔵の個性”を映す技法。
3.味わいの傾向
  • 「五橋」は軟水仕込み特有のやさしい口当たりと芳醇な旨口が特徴。
  • 岩国という土地柄、広島寄りのやや甘口傾向も見られ、地域性が酒質に反映。

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