歴史

  • 創業は元禄年間(1688〜1704年)
    酒々井町に定住していた飯沼家が、江戸幕府から神社仏閣への奉納酒の醸造許可を得たことが酒造りの始まり。
  • 江戸末期〜明治初期
    商業酒造として本格的に事業化。明治初年には大規模な醸造所を設立し、地元佐倉藩との関係も深かった。
  • 昭和期以降の変革
    昭和56年(1981年)に15代目・飯沼喜市郎氏が当主に就任。地酒の価値を再評価し、地域密着型の酒造りへと舵を切る。
  • 近年の取り組み
    酒蔵見学、カフェ、ギャラリー、キャンプ施設などを併設し、「酒蔵に泊まる」体験を通じて日本文化を発信。2023年には主力銘柄「甲子正宗」を「甲子 -Kinoene-」としてリブランディング。

酒造りの特徴

1.自家精米へのこだわり
  • 昭和13年から精米機を導入し、現在も自家精米を継続。県内でも数少ない蔵のひとつ。
2.柔軟な酒造りスタイル
  • 杜氏や蔵人が「自分たちが飲みたい酒」を造るスタンス。伝統に縛られず、自由な発想で新しい味に挑戦。
3.企画性の高い商品開発
  • 「Make Sake Project」や「きのえねアップル」など、体験型・個性派商品を多数展開。
4.地域とともに歩む姿勢
  • 地元の学校や町の発展に貢献。酒々井町の名の由来「酒の井戸」にふさわしい蔵として、町と共に成長。

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