所在地/熊本県熊本市
創業/1918年(大正7年)
「酒の神様」といわれた野白金一博士が県内酒造技術の向上のために設立した熊本県酒造研究所。吟醸酒に欠くことのできない「協会9号酵母」は頒布され全国の酒造りに活かされている。兵庫県産山田錦を38%まで磨き熊本酵母で醸した「香露 大吟醸」は幻の酒と呼ばれ、「吟醸酒のお手本」と言われています。
創業/1918年(大正7年)
「酒の神様」といわれた野白金一博士が県内酒造技術の向上のために設立した熊本県酒造研究所。吟醸酒に欠くことのできない「協会9号酵母」は頒布され全国の酒造りに活かされている。兵庫県産山田錦を38%まで磨き熊本酵母で醸した「香露 大吟醸」は幻の酒と呼ばれ、「吟醸酒のお手本」と言われています。
歴史
- 創設:1909年(明治42年)、熊本県内の酒蔵の呼びかけにより、県産酒の酒質向上を目的として設立
- 法人化:1918年(大正7年)に株式会社化
- 初代技師長:野白金一氏(後に「日本酒の神様」と称される)を迎え、技術革新が加速
酒造りの特徴
1.熊本酵母(きょうかい9号酵母)の発祥地
- 昭和27年、蔵付き酵母の分離・培養に成功
- 昭和43年、日本醸造協会より「きょうかい9号酵母」として全国に頒布開始
- 特徴:
低温でも発酵力が強く、吟醸造りに最適
香り高く、フルーティーな味わい
辛口から旨口まで幅広く対応可能
2.研究所と酒蔵の二面性
- 自ら酒造りを行うことで、酵母の性能を実地で検証
- 毎週4本の仕込みを行い、米の銘柄や精米歩合を変えてデータを蓄積
- 酒造工程はシンプルな動線で構成され、研究的視点が随所に活かされている
3.代表銘柄「香露」
- 大吟醸は「幻の酒」として全国にファンを持つ
- 華錦などの地元米、阿蘇伏流水を使用
- 熟成酒からスッキリ系まで幅広いラインナップ

